ホームページのリニューアル!≪国や自治体の補助金・助成金活用ガイド≫第1章オウンドメディアへのリニューアルと補助金の基本知識 1-1.オウンドメディアへのリニューアルの意義と最新トレンド
第1章 オウンドメディアへのリニューアルと補助金の基本知識
SDGs経営は業績アップ、自社のブランドイメージや採用力の強化に直結します。
その実践には計画、実行、そして活動を外部に発信することが大事だということを前回の特集で紹介しました。情報発信で活用したいのが、会社のホームページです。
多くの企業ではすでにホームページをお持ちだと思いますが、長期的な展望を持ってSDGs経営、オウンドメディアへのリニューアルを並行して取り組むことをお勧めします。
その重要性は理解できるものの、まず頭を悩ませるのが必要となる費用でしょう。
この特集ではまず、必要となる費用を補うため、活用したい国や自治体が出している補助金・助成金について詳しく解説します。
ホームページのリニューアルの意義と最新トレンド
補助金や助成金の利用検討は必須
これまでのホームページは、往々にして単なるデジタル版の会社案内として見られがちでした。
しかし、今やホームページはサイト運営者自身が情報を発信し、価値を共有するオウンドメディアとして活用されるようになっています。
会社案内的なホームページは、現代の情報共有社会においては時代遅れとなりつつあります。リアルタイムな情報更新と相互コミュニケーションが可能なホームページが求められています。
そこでお勧めしたいのが、自社でカンタンに更新できるオウンドメディアへのリニューアルです。
これにより、タイムリーな情報を発信し、お客様とのつながりを強化することが可能となります。
しかし、このようなリニューアルには、一定の費用が発生します。
そんな時に活用したいのが、国や自治体の補助金や助成金制度です。
本特集「ホームページリニューアル!国や自治体の補助金・助成金活用ガイド」では、この補助金制度を詳細に解説し、貴社のビジネスを次のレベルへと導くツールとして活用する方法を提案します。
新たな時代に対応するオウンドメディアへのリニューアルへの道を、一緒に進めてまいりましょう。
リニューアルの目的を明確に
ビジネスがますますデジタル化する中、企業にとってホームページは単なる会社案内のツールではなく、自由に情報を発信できる「オウンドメディア」として活用する動きが広がっています。
企業と消費者が直接、対等にコミュニケーションを取るための重要なステップとなります。
オウンドメディア化の最大の利点は、企業が自由に情報を発信できる点です。
商品やサービスの魅力、企業の理念や価値観など、自社の「声」を直接顧客に届けることが可能になります。
また、顧客からのフィードバックを直接受け取ることで、より細やかなサービス改善や、マーケティング戦略の見直しが行えます。
さらに、自社のホームページをオウンドメディアとして活用することで、SEO(検索エンジン最適化)対策にも有効です。
定期的に新しいコンテンツを発信することで、検索エンジンの評価を上げ、自社の認知度や訪問者数を増やすことが可能になります。
費用対効果の最大化がカギ
現在、オウンドメディアの最新トレンドは、「パーソナライゼーション」と「モバイルファースト」です。
「パーソナライゼーション(一人ひとりにあわせて変更する)」とは、訪問者の属性や行動履歴に基づき、パーソナライズされたコンテンツを提供することです。
一人ひとりの訪問者に最適化された情報提供を行うことで、満足度を高め、リピート率を向上させることが期待できます。
一方、「モバイルファースト」は、スマートフォンを主な閲覧デバイスと考え、モバイル版のホームページを先に設計する考え方です。
現在、インターネットの利用者の大多数がスマートフォンからアクセスしています。
そのため、スマートフォンで見やすい、使いやすいホームページ設計は必須となっています。
補助金・助成金を活用しましょう
しかし、こうした機能を備えたオウンドメディアへのリニューアルは費用負担が伴います。
デザインの見直し、システムの更新、コンテンツの制作など、予算や人的リソースが不足している中小企業にとっては、大きな負担となります。
そこで小さな会社に役立つのが、国や自治体の補助金や助成金(以下、補助金で統一)です。
活用することで、必要な費用負担を軽減することが可能となります。次の記事では、その具体的な活用方法について詳しく解説します。
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